プロジェクトの概要

PREMAプラットフォームは、NFTマーケットプレイスであるPREMA Xを中心とし、PREMA Wallet・トレーサビリティシステムを利用して、NFTとそれ活用する場所であるメタバース・ブロックチェーンゲームなどのURL(UnReal Life、非現実世界)や物理的な製品や空間などのIRL(In Real Life、現実世界)を接続するプラットフォームです。

私たちは固有の技術に基づいて設計されたPREMAプラットフォームを用いて、既存の産業とWeb3を接続する先駆者となり、世界中の既存産業がWeb3業界に進出するサポートを行い、Apple社のAppstoreやApple music、AmazonのKindleストアのようなWeb3における統一的なマーケットプレイスを創出します。

市場の概況

偽造・複製が困難であって所有の事実を証明する機能を持つNFTは、2018年にEIP721が承認され、これを活用したCrypto KittiesやMy Crypto Heroesといったゲームが暗号資産ユーザーの間で話題になりました。

NFTの誕生によって、コピー可能であったデジタルデータが個別性と保存・移転可能な価値を持つものとして取引が行われるようになり、コンテンツビジネスの歴史的な転換点を迎えることになりました。

その後、NBA Top Shotなどの今までに無かった体験をもたらすNFTの流行をきっかけにして、NFTの存在と価値は一般的にも認知されるようになってきました。

CoinGeckoの「Yearly Report 2021」によれば、2021年におけるNFTマーケットプレイストップ10の合計取引高は$23.9Bまでに成長しています。

2022年に入り、Azukiを始めとしたアニメ系ジェネレイティブアートコレクションNFTが台頭し、TwitterのNFTをプロフィール画像として設定できる機能拡張も相まって、NFTのPFPsとしてのニーズの高まりを見せています。また、EIP-4907の承認を受け、スカラシップ利用の拡大など既存の利用方法に留まらないNFTの利用の広がりが予想されます。

ユーザビリティの問題

ブロックチェーン技術をユーザーが利用するには未だUXの観点でも沢山の障害があります。

Metamaskなどのブラウザウォレットを利用して、様々なブロックチェーンにアクセス及び決済することが可能となっておりますが、一部のリテラシーの高いユーザーを除いては意図した通りにサービスを利用できなかったり、誤操作により全ての資金を失うリスクに晒されたりする状況にあります。

当該問題に対応するため、PREMA Walletでは後述するAQR(Anything Quick Response)やNFC(Near Field Communication)を採用し、複雑な操作を不要としたNFTの取引を実現します。

また、PREMA WalletとPREMA Xを同時に開発・提供することで、相互に連携した優れたUXを実現することができます。

さらに、PREMAプラットフォームのエコシステムや利用環境を最適化するため、独自のブロックチェーンであるPREMAチェーンの開発を行っています。

閉じた経済の問題

これまでWeb3でトークンを通じて投資家が獲得した利益はトークンに再投資するか、法定通貨に交換するかの選択肢しかありませんでした。私たちのプラットフォームでは、Web3と既存の産業を結合し、URLのみならず、IRLでのユーティリティに変換して利用できるシステムを構築しています。例えば、獲得したNFTを簡単に現実世界にredeem(償還)することができます。各国において高品質な商品や独自の文化の体験価値を提供し、国内需要・インバウンド需要・海外需要に対応することで新しい経済圏を創出します。

また、AQRやNFCを物理的なカードや製品に添付または空間に設置し、それをPREMA WALLETで読み込むだけで、現実世界からWeb3にアクセスし、インタラクティブな体験を行うことができるようになります。そこにトレーサビリティシステムを利用することで、オフチェーンのデータとの連携を行うこともできます。さらに、PREMA プラットフォームはNFTの活用の窓口となることで、今までに無かった活用方法を提供することができます。例えばIRL・URLにおけるアートの展示会や広告のキャラクター起用などをPREMAプラットフォームがコーディネイトし、NFTホルダーは自身が保有するNFTを貸し出すことで、当該NFTが広く露出して価値が向上したり、貸出料を得る機会がもたらされたりします。

私たちの⽬標

PREMAプラットフォームの最終的な目標は、高度な技術を基盤とし、NFTを媒介として世界中の有体物とデジタルコンテンツをリンクさせ、その取引市場を提供し、ユーザーを各種サービスに案内することで、誰もがいつでも必要なユーティリティにアクセスすることができる環境を形成することにあります。

私たちのプラットフォームの各構成要素が有機的に結びつくことで、この目標を実現するエコシステムが形成されます。

ユーザーがPREMA Walletを利用してAQRやNFCでIRLを通じて入手したNFT、あるいはPREMA XなどのWeb3で入手したNFTはメタバースやブロックチェーンゲーム、IRLで双方向・複合的に利用することが可能です。

私たちは当該PREMAプラットフォームのエコシステムを通じて、世界のNFTビジネスを加速させます。

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